アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大阪府警、「テラ」や「大樹総研」にも繋がる仮想通貨詐欺事件の黒幕(?)を逮捕

 本日午前、大阪府警は東京都港区在住のコンサルタント代表・佐藤尚容疑者(49。冒頭写真)らを組織犯罪処罰法(隠匿)容疑で逮捕した。
本紙既報のネカマ暗号資産投資暗詐欺の関係でだ。
その投資詐欺事件に佐藤容疑者は直に関わっていたわけではない。
だが、この投資詐欺事件の主犯と見られる山田大紀被告、さらに辻川結良被告がかつて佐藤容疑者の運転手をしていたことがあるなど親しい関係にあった。特に山田被告とは懇意で、そもそも山田被告の父親と佐藤容疑者は知り合いで、山田被告が投資詐欺をしていた間も度々佐藤氏の都内事務所を訪ねており、府警は佐藤容疑者が黒幕の可能性もあると見ていた。そして21年7月19日には佐藤容疑者の関係先を家宅捜索していた
もっとも、佐藤容疑者は前述のように直接の関与がないことからこれまで逮捕に至らなかったのだが、山田被告が「『テラ』へ投資するということで、佐藤氏に2億円渡した」との音声録音があることなどから、複数の投資詐欺被害者から何もしないのかとの声も大きく、起訴が厳しいとの声もあるが逮捕に踏み切ったとの見方もある。
こんな案件にも拘わらず、本紙が佐藤容疑者の逮捕をあえて報じるのは、前出の山田被告の音声録音にもあるように、事件化している医療ベンチャー「テラ」(2191。JQ)との関りがあることに加え、テラの事件で逮捕された竹森郁容疑者、さらには本紙既報のように東京地検特捜部が家宅捜索を行った「大樹総研」の矢島義也会長とも佐藤容疑者は親しい関係にあると見られているからだ。

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