アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

兵庫の元請け会社役員ら、トラブル巡り、証拠隠滅のため下請け会社への窃盗容疑で検察送致

 兵庫県が発注した姫路市内の建設工事を巡るトラブルで、元請け会社(本社・姫路市)の取締役ら3名が21年5月、下請け会社(同)の事務所に押しかけ、下請け会社従業員の制止を聞かず事務所内に押し入り、書類が入ったロッカー2台や段ボール箱などを軽自動車に載せて強奪。そのため、同年7月末、下請け会社は兵庫県飾磨警察署に窃盗容疑で告訴。同年11月、神戸地方検察庁姫路支部に検察官送致されていることが、本紙へ告発がありわかった。
元請け会社などが下請け会社など立場の弱い会社に対し、理不尽なことを要求するなど下請けイジメをしていることは全国で未だ多々あると思われる。
しかし、その優越的な地位故、下請け会社は結局は泣き寝入りすることがほとんど。結果、被害が表面化することは極めて稀だ。
そこで、本紙では神戸市の大手土木会社、コンビニ大手「セコマ」のケースなど、告発があり、事実関係がしっかりしているケースに関しては、これまでも出来るだけ取り上げている。
今回もそんな一例だが、それにしても、白昼、堂々と車で乗りつけ、事務所のロッカーと証拠書類を持ち去る(冒頭写真=強奪したロッカーを被告訴人が軽自動車に載せているところ)とは、窃盗というより「強盗」に近い行為といっていいだろう。
それにも拘わらず、未だ被告訴会社側は一切謝罪さえしておらず、告訴した下請け会社は、極めて悪質だとして実刑判決を求めている。

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