日本株、特に小型成長株市場であるマザーズ市場の急落は仕手株にも波及した。(冒頭写真=マーチャントのチャート)
「フーバーブレイン」(3927。マザーズ)11月9日1500円(高値)→12月20日785円(安値)。
「マーチャント・バンカーズ」(3121。東証2部)11月9日919円(高値)→12月17日393円(安値)。
「アジアゲートホールディングス」(1783。JQ)10月8日134円(高値)→12月14日61円(安値)。
「HPCシステムズ」(6597。マザーズ)10月28日4350円(高値)→12月6日2685円(安値)。
「パレモ・ホールディングス」(2778。東証2部)12月10日276円(高値)→12月21日159円(安値)。
ツイッターで煽りが凄かった銘柄を取り上げてみたが、凄い下げっぷりだ。特にマーチャントは1000円行くとの煽りを信じて高値で買った投資家もいたことだろう。ただし、筆者は銘柄の内容をキチンと調べないでツイッター情報だけを鵜呑みにして高値掴みした投資家は自業自得だと思う。
筆者の元にはある程度、仕手筋からの売買情報が入って来るのでそのままリアルに情報を書くことはできないが、マーチャントを例に取ると、11月15日ごろ、時間外クロスで逃げている。その後のリバウンドで受けた側も逃げたと思われる。そして、年内IR2つ出すと流すも内1つは来年に延期、もう一つもあと2週間足らずで今年が終わることを想えば厳しいだろう。なお、マーチャントについては、まだ急騰する前の300円台のころに情報を寄越してくれた筋に問い合わせると、もう触らないほうが良いとのことだ。
フーバーも同様だろう。噂では「伊藤忠テクノサイエンス」と提携発表でストップ高ということらしいが、こんなのが流れていることで伊藤忠側は警戒するはずだ。そして仮に噂通りだっとしても、ストップ高2回しても高値には届かない現実がある。
さて、先々週、アクセスジャーナル本編では「エモリキャピタルマネジメント」などの破産申請情報が出ていた。輝かしい経歴、自信たっぷりの解説からまさかと思った方も多かっただろう。