本紙で追及していた、バブル時代に建てられた駿河湾に浮ぶ無人島の高級ホテル「淡島ホテル」(静岡県沼津市)の経営難に付け込みただ同然で手に入れ好き放題していた「再建屋」の異名を持つ「オーロラ」(名古屋市中区)グループ――その竹原虎太郎代表らが破産法違反(詐欺破産)容疑で9月23日までに逮捕されたところまで本紙はフォローしていた。
その後だが、竹原被告と、専務の生山敬大被告の2名が11月2日に起訴に。
もっとも、端からまともに経営する気などないから、竹原被告らの逮捕後に実質、ホテルは経営破たん。従業員の給料も払われていなかったが、有志の従業員が予約客に対応するため営業を続けていたという。
だが、それも限界で、11月末を持って全員が「自主退職」した。
ただし、11月24日付で、同ホテルの営業許可が支配人らが設立した新会社「フェニックス」に下りたことで、今後、竹原被告らの責任を追及して来た「淡島ホテルグループの責任を追及する債権者の会」も協力しながら、営業再開を目指すという。
また、オーロラ側に未払い賃金を求め集団提訴も検討している。
告知が遅くなり、誠に恐縮だが、そうした淡島ホテル休業の経過と今後に見通しについて」の記者会見(現地の淡島ホテルで)は本日、また、債権者の全体会議(14回目)は12月18日(東京都豊島区)に行うという。
以下は、それぞれの案内チラシ。