11月19日、「マーチャント・バンカーズ」(冒頭写真=同株チャート。3121。東証2部)の株主に「アジア開発キャピタル」(9318。東証2部)の子会社である「アジアインベストファンド」が登場。後出しになるが、筆者はその情報をその前にキャッチしてこの連載で公開する予定だったが、仕手筋側の動きが予想外に早く出し抜きとならなかったことが悔やまれる。
「東京機械製作所」と違い、マーチャントは所詮ハコモノ。日本側の増資マフィアの持ち株を中国仕手側に移動させただけで、マーチャント側からは何も異議はない。
今後はイナゴ投資家受けするIRがマーチャントから出ることで、ウルフ村田を始めとする煽り軍団側ともすでに話がついていることだろう。
例えばA、B、Cが別々の名義である銘柄を買い集める。そして、場外クロス(トストネット)で玉移動することで、一気に大株主として登場。東京機械の際にも買い集めた形跡が見受けられないのに大量に買い集められたのはこういうことだろう。
そしてマーチャントの場合も、現在、アジアインベストファンドの所有分でハッキリしているのは0・68%に過ぎないが、ほどなく大株主になるのは確実と筆者は見ている。