ＩＲ汚職の秋元前議員、「政治資金集めパーティー」に加え「寄付のお願い」も

　衆議院解散前の10月、秋元司衆議院議員（当時。50）から関係者のところに「ご寄付のお願い」の文書が郵送されている（以下にその文書転載）。
１口２万円より、最大１５０口まで。
本紙でも既報のように、秋元議員に対しては９月７日、カジノを含む統合型リゾート施設（ＩＲ）誘致に関する収賄と組織犯罪処罰法違反（証人等買収）の１審判決があり、懲役４年、追徴金約７５８万円の実刑判決が下された。
それでも、冒頭写真（後援会会報特別号。10月１日発行）記述のように、控訴し、政治活動を続けていくとしていた秋元被告だが、10月18日、国会内で記者会見し、先の衆院選に立候補しない意向を表明した。
不出馬の理由は、自分の選挙区である東京15区から、無所属ながら自民党が推薦を出した２人が出馬することがハッキリしたことから、「私が出馬すると政党政治を否定する行為につながる」からとのことだった（秋元被告は元々自民党。事件で無所属になった後も二階派特別会員だった）。
この秋元被告、１審判決前の８月26日、「政治資金集めパーティー」開催予定だったことは本紙既報の通り。