仕手に関する新情報が次々と入って来るので、先週に引き続き報じる。
その前に衆院選は香川1区の情勢につき触れておく。
自民党公認候補の平井卓也氏(63。当選7回)、初代デジタル大臣を務めたことでこの1年マスコミに数多く登場した上に、そもそも強力な地盤もあり楽々当選かと思いきや、立憲民主党の小川淳也氏(50。当選5回)と接戦のようだ。自民党の選挙調査結果(10月15日)によれば当初は楽勝予想が逆転されてしまっている(=冒頭写真)。また、民主党の調査結果(10月10日)でも50%対50%でまったく5分の状況だ。
平井氏の一族は香川県で西日本放送、四国新聞のマスコミから、丸亀平井美術館、高松中央高校なども経営。また高松三越店の土地は平井家所有だ。不動産も多数所有。これほど名門一族でも苦戦しており、四国新聞の報道など平井氏の機関紙ではないかと疑いたくなるほどの偏った報道で小川氏の活動は抹殺されているといっていい。それでもこんな状況なのは、地元民に聞くと「わがまま3代目」といわれ評判が芳しくないことと関係しているだろう。
さて、本題に入ろう。
このところハコモノ仕手株の動きがひじょうに活発かつ慌ただしい。
「マーチャント・バンカーズ」(3121。東証2部。東京都千代田区)は9月14日、17年9月22日に発行した新株予約権(行使価格389円)の行使期間を半年再延長し来年3月22日までとした。株価が行使価格より低かったためだが、