本紙では今年4月、新興宗教団体「真如苑」(伊藤真聰継主。東京都立川市。本部=冒頭写真。信者数は約100万人)の“霊能者”で、一般信者を指導する立場にある金島雪子氏(60)と、一般信者の金島忠男氏(65)夫婦が、下位の高齢の一般信者とその知人を投資詐欺話に引き入れ、提訴された件を取り上げている(*トラブル発覚後、金島夫婦は真如苑を除名に。被害者は信者を辞めた)。
金島夫婦はこの投資詐欺において営業役で、実際に投資をすると称してお金を預かっていた(ただし、当然ながら金島夫婦には一部が謝礼として支払われているはず)のは「ゴールドフェニックス合同会社」(東京都港区)の江渡賢慈代表社員(43)。また、金島夫婦同様、営業役で主導していた「石島克浩」(44。埼玉県川口市)なる者もおり、80歳近い高齢女性被害者の2人は金島夫婦と共に、この合同会社、江渡氏個人、石島氏個人も被告としていた。
提訴は今年3月。東京地裁民事第15部で、令和3年(ワ)第8573号損害賠償請求事件。共同して4840万円とこの間の利子分を支払えというもの。
その内のゴールドフェニックス、江渡氏、石島氏の1法人2個人に関して、9月2日、原告請求額満額を支払えとの判決があったので追加報告する。