アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>熱海土石流「盛り土」前・現所有者を刑事告訴へ――現所有者代理人は脱原発「正義の弁護士」

 7月3日午前に発生し、死者・行方不明者28名を出した静岡県熱海市の大規模土石流――本紙では静岡県副知事の「違法な盛り土が原因」(=人災)との見解を受け、その盛り土を含めた一帯の土地の前・現所有者の実名をいち早く公開したが、今週にも、この2人を相手取って、遺族らが結成した「熱海市盛土流出事故被害者の会」(瀬下雄史会長)が中心になり、刑事告訴するという。
本紙既報のように、被告訴人は前所有者の「新幹線ビルディング」(神奈川県小田原市。清算)元代表の天野二三男氏(71。冒頭右写真)、それに現所有者の麦島善光氏(84。同左写真)。
天野氏は業務上過失致死傷、麦島氏は重過失致死傷容疑。告訴先は静岡県警熱海署とのこと。
また、並行して民事訴訟も提起。静岡地裁沼津支部に対してで、損害賠償請求額は計200億円前後になるという。
本紙がさらに注目する人物がいる。
すでにこの間、前出・麦島氏のマスコミ取材に対する代理人を務めている河合弘之弁護士(77)だ。
この河合氏、本紙既報記事のように福島第一原発事故当時の東京電力経営陣を相手取った株主代表訴訟、全国の原発の運転差し止め訴訟を主導しており、「正義の弁護士」として名高い御仁だからだ。そんな弁護士が、なぜよりによって麦島氏の弁護をしているのか?

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