アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

東京地検特捜部による「テクノシステム」事件を契機とした捜査は広大

 太陽光発電関連会社「テクノシステム」(横浜市)の生田尚之社長に対する詐欺と特別背任事件--東京地検特捜部が手掛けていることから、当初、なぜこんなショボイ件で特捜部がとも思われたが、公明党の衆議院議員だった遠山清彦氏(冒頭写真)の元秘書ら2人の関係先として8月4日、公明党の2人の現役衆議院議員の議員会館事務所を家宅捜索したことで納得いった読者は多いことだろう。
容疑は貸金業法違反(無登録)。
とはいえ、テクノシステムが日本政策金融公庫から融資を受ける際にもこの元秘書らが不正に口利きしたと見られ、そのことはテクノシステムのカネの流れを調べるなかで出て来た疑惑だったからだ。
では、遠山前議員の件で終わりかといえば、そんなことはないようだ。
本紙既報のように安倍晋三前首相の地元・山口県下関市の“国家老”といってもいい前田晋太郎・下関市市長が監査役を務めていた地元企業や、その大阪の関係先まで翌5日、家宅捜索に入っているのだ。
さらに、本紙は実に興味深い事実を掴んだ。
周知のように、遠山前議員はコロナで緊急事態宣言が出ているなか、銀座の高級クラブで飲食していたことが発覚し辞職したことになっているが、このクラブをテクノシステムの生田被告も頻繁に利用していたようだ。

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