この10カ月余り、本紙でウォッチして来た、「クレアホールディングス」(1757。東証2部)の経営権巡る経営陣と株主(「セノーテキャピタル」)側との争いにようやく決着がついた。
「3度目の正直」で、本日予定されていた株主側招集の臨時株主総会が開催され、株主側提案はすべて可決された。
その結果、取締役の黒田高史(社長)氏、松井浩文氏、岩崎智彦氏ら計4名は解任された。
これら前経営陣、株主側に対抗し4月30日に臨時株主総会を予定していたが、本日解任されたことからこの開催はなくなった。
この日の臨時株主総会には株主側に賛成のダスキン代理店最大手「ナック」(9788。東証1部)の創業者で名誉会長の西山由之氏も参加。そして株主側完全勝利で決着がついたことが好感してのことだろう(この間、あの前澤氏が株主側に関係していたことも明らかに)、本日のクレアHD株の出来高は急増、株価は前日(82円)比約1割上昇の90円(終値)に。高値100円だった。