アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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トリチウム材料で大相場――「イメージ ワン」の共同実証試験内容に注目

イメージ ワン」(2667。JQ。東京都新宿区)の株価が6連騰で、4月13日の745円(終値)から4月20日は1505円(同)と、わずか1週間で2倍以上になっている。
21日は1294円(同)まで下がったが、これは東京証券取引所が同日から同社株の信用取引による新規の売り付け・買い付けに掛る委託保証金率を70%以上に引き上げると発表したことから個人投資家の資金流入が細るとの見方から売られたに過ぎず、買い材料に疑問符が付いてのことではない。
わが国政府が4月13日、福島第一原発の増え続ける処理水を2年後を目処に海洋放出する方針を決定したと明らかにした。
 浄化装置により汚染水中の大半の放射性物質は取り除いているが、「トリチウム」の除去は難しく処理水のなかに残っていることなどから、わが国漁民や韓国、中国などがこの方針に大反発しているのはご存じの通り。4月20日には、復興庁が作成したこのトリチウムの“ゆるキャラ”(横写真)が不謹慎として削除、お詫びする事態にも。
その発表を予期してかのように、イメージ ワンは4月9日、「創イノベーション」とのトリチウム除去の共同実証試験が上手くいったとIR。さらに13日には、4月23日に福島県政記者クラブで、その共同実証試験の詳細内容につき記者会見すると発表したことから、株式専用の掲示板を見ると、イメージ ワンのさらなる爆騰を期待する声も出ている。

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