アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

本紙既報のマスク購入詐欺で被害約3億円――「日赤」前部長が関与。民事訴訟提起、刑事事件にも

 本紙が昨年12月、そして今年2月と、2度に渡って報じた、東京都渋谷区の医療法人社団「良徳会」(同じ住所で「RCクリニック」経営。中田良理事長兼院長)を舞台にしたマスク購入詐欺疑惑がいよいよ事件化する。
関係者によれば、すでに警視庁最寄り署で告訴状は受理に。並行して民事訴訟を東京地裁に提起されており、すでに4月15日に第1回目口頭弁論期日が決まっているという。
本紙がこの詐欺事件につき注目しているのは、コロナ禍にかこつけた悪質性もそうだが、この中田理事長は「日本赤十字医療センター」の消化器内科前部長、しかも契約時も今現在も日赤HPを覗くと非常勤ながら未だに消化器内科医として在籍していることになっている事実。なぜ、そんな地位の者がこんな事件に関わったのだろうか!?
 民事訴訟の訴状によれば、損害賠償請求額はマスク購入のために被告良徳会に振り込んだ代金2億6000万円に、訴訟費用など含めた3億1460万円。
医薬部外品、衛生用品などの販売、輸入などを行っている原告は、某自治体からコロナ禍のなか医療従事者が使用する「3M」のマスク80万枚の調達を受注し、内50万枚の購入を昨20年8月、被告から購入する売買契約をしたという(マスク1枚520円)。

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