アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

マスク購入詐欺で被害約3億円――医療法人社団の裏に、病院乗っ取りなど反社勢力関与か

ある商社が、コロナ対策のためのマスク購入で3億円近い詐欺被害に会い、警視庁に相談中だ。(冒頭写真=被害に会った商社が購入しようとした同型マスク)
その手口は悪質、振込などの証拠は固いし、注文を頼んだ医療法人の背後には過去、病院乗っ取りなどを行っている反社会勢力の影も見え隠れする。加えて被害額も大きいことなど思えば、事件化は必至と見られる。
マスク購入にまつわる詐欺話といえば、本紙では今年4月、安倍晋三首相(当時)を広告塔に仕立てたマルチ企業のケースを紹介したことがあるが、こちらの被害はせいぜい数千万円。また、詐欺した方は過去に家宅捜索を受けたこともある怪しげなマルチ企業だったが、今回の件では腐っても医療法人社団の理事長兼院長が契約書にハンコを押している。それに、以前の記事の被害者は薄々上手すぎる話と思いながらも自分らもマスクが超品薄のなか高額で転売すれば大儲けできるとの欲があったのに対し、今回のケースは、某自治体の要請を受けほとんど儲け度返しで発注した案件なのだ。

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