アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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著作権侵害幇助!? 「ニコ動」商法に異議の声

ニコニコ動画」(ニコ動)といえば、「ドワンゴ」(東京都中央区。渋谷区)が提供している日本最大級の動画配信サービス。
事業の拡大につれ、ニコニコ生放送やニコニコ静画(マンガ中心)など、ニコニコの名を冠し、動画共有サービスの枠を超えた多くの派生サービスが展開されている。従来ニコニコ動画という名称はこれらのサービスの総称だったが、2012年5月1日に新しい総称である「niconico」が出来て以降、ニコニコ動画は niconico のサービスのひとつである動画共有サイトという位置づけとなっている。
サービスのひとつといっても、見てもらいたい様々な動画を載せ、それを無料で見てもらえるこのニコ動が今もメーン。そして、このニコ動を中心とした各事業のプレミアム(有料)会員が20年3月時点では約163万人。プレミアム会員には高画質で見れる、広告非表示、コメント投稿の充実などのメリットがある。これに、広告が主な収入源。
 ドワンゴは東証1部に上場していたが、出版大手KADOKAWAと統合することになり14年9月上場廃止。現在は事業持株会社「KADOKAWA」(9468。東証1部。東京都千代田区)の100%子会社。(横写真=19年6月、参院選前のニコ動によるネット党首討論会終了後の記念撮影。各政党も無視できない影響力を持つ)
20年3月期のドワンゴの売上高は247億円、営業利益27億円。
さて、このニコ動、いくら共有してもらいたいといってもKADOKAWA系の映画などならともかく、他社の映画、音楽(ただし、カバーはJASRACとの間でOKとなっている)などは著作権の関係からダメであることはいうまでもない。
それでも、不心者などが違法映像をニコ動にアップロードすることがあるが、それは同様のサービスをしている他の動画配信サイトも抱える問題では。

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