本紙では20年8、9月と2度に渡り、千葉県野田市の物流倉庫用土地転売トラブルで本紙が取材を申し込んだところ、まだ送った質問状にさえ目を通してもいない段階で、萩生田光一文部科学大臣(冒頭写真の中央)の叔父が本紙・山岡に電話して来て、「私は大臣にいって、警視庁に訴えるようにしますよ」、「警視庁の公安来るから、呼んで逆にやります(告訴?)けどね」などと恫喝されたことを報じている。
この萩生田大臣の叔父が登場するのは、転売先を捜す関係から。
そして、この土地を所有し、転売先を捜してもらう関係にあったのが「東京ソックス」(田中伸治社長=下写真。東京都八王子市)なる不動産会社だった。
今回、脱税疑惑が出ているのはこの東京ソックス。
萩生田大臣の伯父の会社も八王子市にある。そして、萩生田大臣の地元も八王子市。この物流倉庫用土地転売の時だけ、萩生田大臣伯父は東京ソックスと仕事をしただけの関係ではなく、八王子に本社を置く関係から以前から知り合いで、仲間といっていい関係であるようだ。
この叔父も東京ソックスの田中社長も否定するが、何しろ、このトラブルの件で、叔父同伴で田中社長は萩生田大臣に会わせてもらったと当人から聞いたという証言者もいるほど。事実なら、相当密な関係にあるといっていいだろう。
ところが、ここに来てこの東京ソックスが巨額の脱税をやっているという重大疑惑が浮上。本来なら、大臣にも繋がる人脈に属するのだから、国民の手本として率先して適正に納税すべきなのに脱税!? というわけで、以下、その具体的な内容を紹介する。