アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東証はこんなことも許すの!? 「クレアホールディングス」の有利発行(2)

 9月24日、11月20日に株主申立てによる臨時株主総会が開催されることが決まったとのIRが出されて以降、この臨株は実質、現経営陣を追い出すことが議題になっていることから、水面下で、今後を見据えた凄まじい株主争奪戦が起きている「クレアホールディングス」(1757。東証2部。東京都港区)--。
そんななか、クレアは9月28日、取締役会を開いて、臨株開催申し立てをした「セノーキャピタル」(岡本武之代表取締役)が「オリオン1号投資事業有限責任組合」を通じて引き受けていたクレアの新株予約権未行使分を、現経営陣側を支持していると見られる「SEED」に譲渡することを決議。この結果、SEEDのクレア株持ち分は10・69%となり、同社がクレアの筆頭株主になった。
28日時点での時価75円(始値)のものを、クレアは行使価格の18円で買い取り、SEEDに16円で譲渡。その差額59円(75円-16円)で換算するとSEEDは実に12億円の利幅を得、逆にいえばセノーテキャピタルは同額の損失を被ったわけで、こんな有利発行を認めていいものかと問題提起する記事を本紙では10月9日に配信した
それは単に株価の問題だけでなく、クレア側はSEEDに1億300万円貸していること、さらにはSEEDという会社の正体についても報じた上でのことだ。
その後、クレアの現経営陣はさらに自分たちが追い出されないようにする私益のため、会社としてのクレアの価値を棄損、すなわち既存株主に損をさせていると思わざるを得ない行為をしていることが判明したので追加報道する。
10月16日、前出・セノーテキャピタルは「クレアホールディングス臨時株主総会」と題するHPを公開(冒頭写真)。そして、そのトップに「株主の皆さまへ~企業価値向上のためのセノーテキャピタル株式会社からのご提案~」と題するメッセージを載せた。

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