アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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安倍首相が逮捕に怯える、河井夫婦公選法違反事件の闇(1・5億円の一部が還流!?)

とんでもないディープ情報が本紙に流れて来た。
「これをリークして書いてもらえるのはお宅しかない」と、永田町筋から入って来たものだ。
本紙ではこれまで安倍晋三首相の山口県下関市の自宅放火未遂事件の闇、今年に入っては黒川弘務・東京高検検事長の賄賂疑惑を報じているが、大手マスコミは安倍首相に忖度してか一切無視されて来た。だが、権力者の疑惑を報じるのはマスコミの重要な役目との姿勢が評価されてのことだろう。
周知のように、現在、広島地検だけでなく、東京や大阪地検特捜部も含め、河井克行前法相、河井案里参議院議員夫婦の公選法違反事件の捜査を進め、大詰めを迎えつつあるのは大手マスコミ既報の通り。
そんななか、5月13日になり、安倍首相が真っ青になる出来事があったという。
「某全国紙から官邸に、“検察がいよいよ衆議院議長に逮捕許諾請求する”という情報が入ったからです。そう、許諾請求は妻・案里議員の所属する参議院ではなく、つまり検察が狙っているのは河井前法相の買収容疑であることがハッキリしたからです」
河井前法相に関しては、ここに来て、案里氏が出馬し初当選した去年7月の参議院選挙に関して自民党本部から破格の1億5000万円もの運動資金が出たことにかこつけ、地元広島選挙区の県議や市議、首長らに現金をバラ撒いていた疑惑が出ている。
だが、このディープスロート氏によると、この1億5000万円の使い道に関しては、これまでの検察による関係者からの事情聴取における“司法取引”のなかで買収用どころか、もっととんでもない重大疑惑が浮上しており、先の逮捕許諾請求の情報は、“そこまで突っ込んでいいのか?”、それとも“検察定年延長を引っ込めるのか?”という水面下の高度な政治的駆け引きがあり、安倍首相は自分が法相に指名した政治責任というレベルなどではなく、この先に捜査が徹底して進めば、自身の身も危ないということを、当事者だからこそわかっていての動揺だというのだ。
俄かには信じられないが、実は今回事件の元になっている1億5000万円の一部が、安倍首相側に還流している疑惑があるというのだ。

「参議院選挙期間中、安倍事務所の者が2人、広島入りしている。日帰りでです。ところが、この2人は泊りでもないのに2人共、キャリーバックを持参しています。
今回の捜査で、事情聴取を受けたある者が、すでにこの2人が安倍事務所側に一部資金を持ち帰った旨の供述をしているです」
自民党本部から選挙資金用で出たカネが本当にそんなことになっていれば、金額に拘わらず、贈収賄? 詐欺? など何らかの罪に問われ得ることはいうまでもないだろう。
その額については、あくまで推測と断りながらも、そのディープスロートS氏は最低数千万円、最大5000万円ぐらいの可能性もあると見る。
しかも、そのような事実とすれば明白に不正なカネの流れは安倍事務所だけではないという。
「公明党側に関しては、地検は2000万円というハッキリした金額を掴んでいます。同じようにこれまでの捜査の過程で、関係者からそういう供述を得ていますから」
ここに来て、与党であるにも拘わらず公明党が今回の検察庁法改正案についてだんまりを決め込んでいるのも、そのことと無関係ではないと見る。
「検察はむろん、疑惑の広島入りした2人の安倍事務所の身元を掴んでいます。やる気になれば、いつでも事情を聞けます。“すべて明かせば、あなたを罪には問わない”といわれれば、誰だってゲロするのではないですか?」
今回の河井夫婦に関する検察のやる気度から見て、稲田伸夫検事総長は検察の政治的中立を守るためにも、黒川東京高検検事長の検事総長への道を開く検察庁法改正には反対とも見られていたが、まさに本気で腹を据えて捜査を指揮しているようだ。
安倍首相はそのメッセージにどう答えるのか?
本日、検察庁法改正案が衆議院を通過するのか含め、今後の捜査の行方が大いに注目される。
安倍首相は当初、法相は河井氏、検事総長は黒川氏と、共に最大のイエスマンを配することで、これまでの自分の数々の疑惑を不問にしようとして来た。
だが、そのことで墓穴を掘ろうとしているのなら、こんな皮肉なことはない。

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