アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(756)「ハコモノ企業の最新動向」

 最近は大人しくなった「ハコモノ企業」(危ない上場企業。ゾンビ企業とも)のパチンコ・パチスロ向けコンテンツ仲介「Nuts」(7612。JQ。東京都港区。冒頭写真は同社の株価チャート)――最近、高級医療施設開設・経営コンサルに事業転換中だが、出たばかりの新『四季報』(20年1集)や過去のデータから同社の財務内容など見ると、営業CFは11億9300万円の赤字。有利子負債ゼロは無借金で健全経営だからではなくもはや誰も金を貸さないからだろう。そして、累計営業CFは何と69億円の赤字。
この分だとまた増資しないともたないだろう。
来期は大幅増収で黒字転換予想だが、誰も信用していない。
何しろ社長であり筆頭株主の森田浩章氏の持ち株は前回四季報の613万株→547万株に減少。新たにあの「イブキ・ジャパン・ファンド」が登場している(4・9%)。
そのイブキ・ジャパン・ファンド、「FHTホールディングス」(3777。JQ。旧ジオネクスト)の2位株主(5・2%)。同社は中国で富裕層向けの介護施設をやるそうだが、Nutsは逆に国内で高級医療施設に進出。金主は同じなのだろうか。
そのFHTホールディングスの筆頭株主である「復華ジャパン」(25・7%)は2018年は「クレアホールディングス」(1757。東証2部)の大株主だったこともある(『四季報』18年4集では4・6%)。
そしてFHTホールディングス、16年、

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