アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(745)「近く上場!? このご時勢に大手企業の株券出回る」

本題の大手企業について述べる前に、近く上場するといって出回った大手企業といえば、かつての「リクルートホールディングス」(6098。東証1部。東京都千代田区)について触れておきたい。
リクルートHDといえば、確かに上場はしたものの、それは高値で購入させてから10年近くも後の話だった(最近は、その昔の株券を巡り水面化でトラブルになっているようだし、高値転売の詐欺話も)。
そのリクルートHD、現在、傘下「リクルートキャリア」の内定辞退予測率という個人情報を企業側に勝手に漏洩させたいわゆる「リクナビ問題」でマスコミ、厚生労働省から叩かれているが、同社は6月に金融庁へも報告を行っていたようだ。IT戦略子会社の「リクルートテクノロジーズ」は旅館・ホテルや飲食店に融資する「リクルートファンナンスパートナーズ」のシステム開発を行っていた関係で、情報が外部に漏れていたのはないかとの疑惑があり、金融庁へ説明に行ったということらしい。
そんなリクルートHD、近く銀行参入するとの見方もある。
リクルートHDは傘下で結婚の「ゼクシー」、住宅情報の「SUUMO」、旅行の「じゃらん」、飲食店予約の「ホットペッパー」、中古車の「カーセンサー」と展開しているからだ。これらのユーザーは銀行にとっては是が非でもほしい有望見込み客だ。結婚資金が足りなければ融資、住宅は購入なら住宅ローン、賃貸なら引っ越し費用、旅行ローン、飲食なら専用カード、中古車ローンとこれだけ揃えば銀行参入は当然。有望見込み客リストを押さえられている銀行としては戦々恐々だ。特に地銀や信金・信組など中小金融機関にとっては個人融資を取られる恐れがあり、実現すれば台風の目となるだろう。
さて、前置きがひじょうに長くなったが、本題に入ろう。

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