本紙がお伝えした通り、“最後の総会屋”ともいわれる竹之内昌虎被告(冒頭写真。57)の初公判は9月4日午前10時からあった(東京地裁。813号法廷)。
まず検察側が起訴状を朗読。
知人である「GFA」(8783。JQ)の当時の取締役に関する記事を、M氏(告訴人)が本紙「アクセスジャーナル」のインターネット上に掲載させたと考えて立腹し、今年1月7日午後7時13分ごろから24分ごろまでの間、自宅にいたM氏と電話したなかで、「記事の件で指定暴力団K会の親分に怒られた」、「これ以上攻撃したら、K会を使ってお前をさらって殺す」などといい、M氏を脅迫した旨述べた。(*実際はすべて実名)
そのため、竹之内被告は暴力行為等処罰に関する法律違反(暴力団の名を出し脅迫)に問われているわけだが、裁判官から認否につき聞かれると、竹之内被告は電話で会話をしたのは事実だが、向うから電話して来た会話のなかで、脅したことはないと容疑を否認し無罪を主張。全面的に争う姿勢を見せた。
これに対し、検察側は竹之内被告の計7度の前科、前歴を上げ、また執行猶予中の今回の逮捕容疑だとして竹之内被告の犯罪常習ぶりを上げたまでは良かったが、ここからの内容が気にかかった。