アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「カジノは許さんと菅官房長官を叱る横浜のドン」(『週刊新潮』9月5日号)

明日木曜日に次号(9月12日号)が出るが、いま出ている『週刊新潮』で、上記のタイトルで、菅義偉官房長官が、子分の林文子・横浜市長に横浜へのカジノ誘致表明の記者会見をさせた(8月22日)ところ、翌23日、横浜の「裏の顔役」である港湾運送、荷役作業主力「藤木企業」(神奈川県横浜市中区)の藤木幸夫会長が、「依存症を招くカジノは絶対に許さん!」と激白しているとの3Pの特集記事が載っている。
 実は本紙は、藤木会長がカジノ誘致に激怒しているとの情報は今年6月に得ていた。
 それによれば、そもそもはスポンサーだった藤木会長に、自分もお陰様で官房長官にまでなって、これまでのご恩に対しカジノ誘致でお礼をということで持って行ったところ、「横浜といえば(日雇い労働者の街)寿町など典型的なように、パチンコ、賭けマージャンなどで身を崩し、家族が壊れるケースもいくら見て来たことか。お前、それでも政治家か。俺は絶対に反対だ!」と怒鳴られたともいうのだ。
 ところが、新潮記事ではそもそもの動機を述べていなければ、それでも菅氏が横浜への誘致を強行する理由も書いていない(そもそも自分の選挙区=神奈川2区でもあるが)。
その他にも、興味深い情報があるので、これを機会に述べておく。

まず、菅氏と藤木会長の関係だが、新潮記事によれば、菅氏が神奈川県選出の故・小此木彦三郎元通産大臣の秘書だった関係から面識を得たとしている。
だが、前出の事情通はこう語る。
「巷では菅氏は秋田の貧しい家に生まれ、そのため大学は昼間は働いて法政大学の夜間に通ったということになってます。しかし、実際は裕福な家庭で、1浪してやっと夜間に受かったが、それだとイメージが悪いので苦学したストーリーにしている。藤木会長との出会いも、秋田の地元有力者から“少し出来の悪いのがいる、下働きさせてくれ”と紹介あってと聞いています」
では、なぜそんな大恩人が反対しているのに、カジノの横浜誘致なのか?
「89歳の藤木会長は今も代表権こそあるものの、08年3月に息子の藤木孝夫さん(65)に社長の座を譲っています。株も息子が多く持ち、実質、引退。その息子はカジノに大乗り気なので支障ないと思っているのでしょう。菅さんは表向きは安倍内閣を支えるだけで野心などあったらこのポストは務まらないといっているが、今や内心ではポスト安倍をやる気満々ですから」(同)
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画をめぐり、防衛省が再調査の方針を表明した後も秋田県と山口県を最適地としているのも、菅氏の故郷、安倍首相の地元と、2人の利権絡みであることはいうまでもないとも。
「藤木企業」の18年12月期売上高は約80億円。02年、海外リゾートなど本業以外への過大な投資で実質、破綻するも、私的整理で08年に再建計画を完了。現在は黒字経営が続いている。
ところで、どうせ誘致するならこちらの方が横浜へより貢献するとして、藤木会長が推進している構想がある。(上下写真を参照のこと)
「1つはF1のモナコグランプリのように、横浜の公道をサーキット会場にするもの。それも電気自動車で。普通、レースで公道は走れないので、実現させるためには“特区制度”を利用するのが手っ取り早い。ただ、そうなると安倍・菅さんの力に頼ることに。
ただし、もうひとつの東京ディズニーランドと横浜港を定期便で結び、横浜港にディズニーランドの関連施設も建てるとの構想はまさに横浜港にうってつけで現実味がある」(同)
なお、菅氏の現在の有力スポンサーはあの「大樹総研」(矢島義也会長)とのこと。
ちなみに、その矢島氏と、東証2部上場「アクロディア」筆頭株主の田邊勝己弁護士は親しい関係にある。

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