来週週末に地元・山口県下関市で夏休みを取る安倍晋三首相――2泊し、関門海峡での花火大会を楽しむのが恒例だが、地元事情通によれば、今回は1泊は長門市でするそうだ。
「年内にロシアのプーチン大統領が来日することが決まっていますね。その際、地元の山口県で会談するのですが、その場所はすでに長門市の高級旅館と決まっています。その下見のためということです。それにしても、国家の重大な外交案件を、なぜ何の関係もない地元でやるのか? 一緒に温泉入って、北方領土が戻ってくるなら文句いいませんが……」(永田町筋)
それはともかく、早くも安倍氏の地元では、カジノ合法化を見越して水面下で具体的な動きが出ているという。
その一つは、下関市の人工島「長州出島」(冒頭写真。横地図の黄色カコミが同島)。
この人工島、バブル時代、東アジアの国際物流拠点にと計画がブチ上げられ672億円も投じられたが、実際に埋め立てられたのは当初計画の10分の1ほど。しかも、09年の一部供用開始から寄港した船はのべ100隻にも満たない。