明日6月26日の定時株主総会決議を経て、27日、すべて行使されれば約7億4000万円になる新株予約権を発行することが決まっている「プリンシバル・コーポレーション」(3587。JQ。旧「アイビーダイワ」)ーー粉飾による決算修正からわずか3カ月ほどで、なぜ、大阪証券取引所は認可したのか、疑問を呈する記事を本紙は書いているが、この増資引受先に関しても時節柄もあり、一部で疑問の声が出ている。
この増資の引き受け先、IRされているのは「トーヨーコーポレーション」(東京都中央区)という有限会社と、「NDC Investments Pte. Ltd」というシンガポールの会社。すべて行使されれば、両社併せ35%以上と、プリンシバルの経営権を握ることになるが、この両社の背後にはあの桝澤徹氏(冒頭写真の黄色円内)のお友だちが控えていると思われるからだ。
そう、桝澤氏といえば、本紙ではお馴染み、旧「ジェイ・ブリッジ」(9318。東証2部。現アジア・アライアンス・ホールディングス)の元社長で、オリンパス事件でも同氏人脈の関与が噂された。