昨日、報じた、ファッションと音楽を融合させた日本最大級のイベントを企画・制作している「ガールズアワード」(東京都港区。冒頭写真は入居ビル)の役員に「反社」疑惑が出て、役員を「解任」になった件の続報だ。
まず、『週刊文春』の取材に対し、ガールズアワードの長谷勇希社長は、疑惑のH氏を「解任」したと答えているが、これは事実ではない。本当に解任なら、登記上、「解任」と記載されていないとおかしい。だが、実際には「辞任」となっている。しかも、辞任した時期は5月11日(=登記日。辞任した日付は、勝手に何日でも登記できる)。『週刊文春』が取材に動き出すなどして、世間体を取り繕うためには関係を切らなければならず、かたち上、役員を辞めてもらったということではないだろうか。(下写真=その謄本)
本紙がそう見るのは、ガールズアワードと同じ東京都港区の9階建ビル内には、H氏が代表を務める別会社W社が仲良く入居。そして、ガールズアワードとW社は密接な関係にあるからだ。
もし、本気でガールズアワードが関係を切るというなら、「解任」にするのはむろん、W社との関係も断ち切らなければおかしい。だが、ガールズアワードとW社はいわば一体の関係にあると思われ、そういうわけにはいかないと思われる。