アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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売り主URに疑問の声も――あの南青山問題物件を落札した“村上ファンド”

 村上ファンドを率い、一世を風靡したものの、ニッポン放送株のインサイダー取引事件で11年6月、懲役2年執行猶予3年、罰金300万円と追徴金約11億4900万円の有罪判決が上告棄却で確定した村上世彰氏(冒頭右写真)――。
一敗地に塗れた村上氏だが、有罪確定前から、村上氏のダミーとして活発に活動しているのが東京都港区南青山3丁目の自社ビル(冒頭左写真)に入居する「レノ」(三浦恵美代表)を始めとするグループ会社だ(以下、“村上ファンド”と呼ぶ)。
その“村上ファンド”が総合金融業を志向する「SBIホールディングス」(東京都港区。8473。東証1部)の株を昨年10月、5・85%保有する(現在は5%以下)に至ったことは本紙でも既報の通り。
そしてこの3月15日、今度は、本社近くのあの南青山3丁目の問題物件を落札した。そもそもはリクルートがダミー会社を使って地上げを始めたものの、シコッたままになっていた一帯2000坪以上の約3分の1に当たる都市再生機構(UR)取得分(横写真)をだ。
まだ代金の支払いは完了しておらず、登記上はURの所有になっているが、4月下旬には登記が代わるはずだ。
だが、関係者の間では、この落札につき疑問視する向きもある。

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