アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

あのマーク・パンサー夫婦が始めたマルチ類似商法

 マーク・パンサーーー昨年9月に設立された会社「MARC?2」(東京都渋谷区)の会社パンフによれば、1995年、小室哲哉等と「globe」としてデビュー。紅白出場、レコード大賞等数々の賞を受賞。安室奈美恵、鈴木あみ等への作詞家としても活躍となっている。  そんな御仁がどういうわけか、トラブルのリスクが極めて高いマルチ類似商法(法的には「連鎖販売取引」)による健康ドリンク販売を始めたという。  冒頭左写真は、そのため、早速、3月19日発売の『週刊プレイボーイ』に批判記事を書かれ(右写真)、それを見て「今回の指摘を重く受け止めます」と一見、反省しきりと思われる記述を自身のブログにしており、その際に添付されたものだ。  それにしても、余りに不勉強過ぎる。  週プレ記者に、同社HP上に同社商法はMLM(マルチレベルマーケティング)との記述がある(現在、その記述があったQ&Aコーナーは閉鎖中)が、それは=マルチ商法ではと質問され、「全然違うよ」と答えている。  だが、それは誤り。  本紙・山岡は以前、アムウェイ商法を追及したことがあるが、それ同様、MARC?2もマルチ類似商法であることは明らか。  本紙が敢えて「マルチ商法」と言わないのは、マルチ=悪徳商法と誤解されかねないとして、山岡が全面勝訴した日本アムウェイとの訴訟では、裁判所は「マルチ類似商法」との表現が適切との判決が下ったからだ。  社長は別人(左写真下=会社パンフより)で、マーク氏(本名は酒井龍一)は取締役副社長。  これだけなら、100歩譲って、最高責任者は別にいるのでその分、不勉強になってしまった、との言い訳をされかねない。だが、マークの奥さん(酒井薫子氏)は同社の監査役(左写真上の会社謄本参照)。夫婦揃って役員になり、それにマーク氏が前面に出て、その知名度で持って会員をかき集めるつもりのようなのだから、不勉強では済みようがないだろう。  断っておくと、マルチ商法自体は違法ではない。だが、マルチ商法(連鎖販売取引)は他の訪問販売などと違って、その商法専門の書面交付が義務づけられており、交付していない場合、「書面不交付」で罰せられる(同社の場合は交付している模様。右写真=パンフの「連鎖販売取引」記載部分は黄色で表示)。また、マルチ商法の場合、イメージ広告だけで、商品そのものを宣伝することは禁じられている。  いうまでもなく、「特定利益」(露骨に言えば、会員を多く集めて、その自分の下位会員が売上げを上げてくれれば“不労所得”が入る)を得られるのがこの商法の魅力の一つ。それだけに会員獲得、売上げアップのためにオーバートーク(いくら儲かるとか、この健康食品はがんに効くと謳うなど)をしたり、不良在庫を抱えたり、下部会員に抱え込まさせるなど、他の商法以上にトラブルが起きる可能性が高いからだ。  それにも拘わらず、前出・記事によれば、同社の説明会では東京ヴェルディ監督のラモス氏等、複数の知人のスライドを本人の許可なく見せ、PRに利用していたというのだから、こうなると確信犯では? とも思ってしまう。  なお、同社顧問にはあの西川りゅうじん氏も就いている。…

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