大証2部の住宅会社「クレアホールディングス」(旧・東邦グローバルアソシエイツ。東京都港区)といえば、本紙がずっとウォッチし続けている疑惑の代表的な“危ない上場企業”だ。
過去2回、改善報告書を出しており、今年11月までに大証から3回目の警告処置を受ければ上場廃止になる可能性がある。
近年、仕手筋の代表的な銘柄となり、頻繁に社名変更をしている(キーイングホーム→千年の杜→東邦グローバルアソシエイツ→現クレア)。
そのクレア社、売上はわずか数億円、社員は10名もいないのに、ロシア・ソチ市の2014年冬季五輪開催に合わせた人工島建設(冒頭写真=当時の人工島イメージ映像)に参入すると大々的にブチ上げ、株価が50円から500円近くまで急騰したことがあった(横写真=株価チャート図)。その際、久間章生元防衛相の関与が指摘もされた。
そして、いま、この株価急騰劇の再来を思わせるような事態になっている。