本紙スクープのこの疑惑、簡単にいえば、後に首相にまでなる安倍晋三氏と山口県下関市の地元安倍事務所が、特定危険指定暴力団「工藤会」にも通じる地元ブローカー=小山佐市氏(80。左写真)に選挙妨害を依頼、その見返りの実行を巡りトラブルになった結果、自宅に火炎ビンを投げ込まれたというものだ。
その選挙妨害依頼の確かな証拠として、この連載(1)では文書3枚(当時の筆頭筆書・竹田力元山口県警警視の署名・捺印したもの)を有料記事部分に掲載(*ちょうど新設HPへの記事移転のミスで、内1枚が掲載されないなどのミスがありました。すいません。現在は見れます)。
モリカケ疑惑と異なり、これだけ直接的な関与を示す(小山氏と安倍首相が地元事務所で約2時間2人だけで会い、選挙妨害=「古賀問題」解決を図るとの記載も)にも関わらず、大手マスコミはひたすら無視する状況。
そこで、改めて注目してもらうため、その小山氏と安倍首相が選挙妨害前依頼前から面識があった証拠として、2人が一緒に写っている写真を冒頭に公開した。(もう1点は、小山氏が獄中=懲役13年=から安倍首相に宛てた手紙の一部)
97年2月23日、山口市内のホテルで開催された自民党の山口県連パーティ会場でのものだ。
その左に掲げた帽子を被った小山氏は出所後のもので、それから20年以上の歳月が流れるいるので老けているのは無理もない。