本紙は今年8月27日、大証2部の住宅会社「クレアホールディングス」(旧・東邦グローバルアソシエイツ。東京都港区)が長崎市のビルを購入した件につき、疑問を呈する記事を報じている。
購入前に、クレアは新株予約権行使をしている。結果、約7億円がクレアには入ったが、その内の5億8000万円がこのビル取得に使われ、しかも、購入したクレア子会社役員に、新株予約権を一部行使した関係者がいたり、取得したのはビルの一部だけで購入額が高過ぎるとの見方などもあったからだ。
ところが、クレアは12月27日に同社HPで、深夜営業の総合ディスカウント店展開、東証1部の「ドン・キホーテ」(東京都目黒区)に売却したとIR。しかも売却額は8億円で、売却益を得たというのだ。