本紙はこの連載(1)で、まず、東北楽天ゴールデンイーグルスの星野仙一監督と、緋田将士氏が、豪ゴールドコーストで交友関係にあることをスッパ抜いた。
緋田氏は暴力団員ではないものの、当時、わが国最大手の人材派遣会社だった「クリスタル」買収で100億円もの仲介手数料を手に入れるや、彼の元には有象無象の人物が結集。当局もマークしていた人物で、広域暴力団関係者とのつきあいもあり、資金が底を突いてからは暴力団関係者の庇護の元にあったのは間違いないから「反社」といってもいいだろう。子どもに夢を売るプロ野球監督という星野氏の立場を思えば、交流があるというだけでもなおさらアウトだろう。
しかも、この豪ゴールドコーストの星野氏も含めた日本人社会のなかでは、明々白々の「反社」の人物もいた。
それは佐藤義徳被告。
そう、当局が最も狙っている指定暴力団・山口組系弘道会若頭と共に逮捕され、当局がフロント企業と認定している大物だ。(横写真=『ZAITEN』10年1月号記事より。緋田氏の名も)。
その佐藤被告も、実はゴールドコーストに別荘を所有しているという。
「佐藤さんを、現地にずっと住むOという人物が騙し、Oはいまカンボジアに雲隠れしています」(地元事情通)
そして、このO氏は、この連載(I)で、星野氏と緋田氏を繋いだと記したO氏と同一人物なのだ。このO氏の兄が星野氏とほぼ同期で同じ明大卒ということも(I)で述べた。その兄は現在、神奈川県横浜市でかなり規模の大きいゴルフ用品販売会社「F商事」を経営している。
ということは、星野氏は佐藤被告(佐藤被告の地元は名古屋。星野氏は同市に豪邸所有)とも交流があったのだろうか!?
しかも、実は星野氏と前出・緋田氏との関係は単なる交流関係を超えていた。