アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「ドン・キホーテ」の客を客とも思わない、万引き警備の異常さ(下)

 前回、総合ディスカウント店展開の「ドン・キホーテ」(東京都目黒区)の大阪の店舗で、万引き犯人と間違えた警備員が、その婦人の持っていた紙袋をイキナリひったくり、中身を点検するなど、警察だって決してやらない過剰警備事件があったこと、また、それにも関わらずドン・キホーテは警備会社が勝手にやったこととして、当初、一切謝らなかったことなどをお伝えした。(冒頭写真。ドンキの“詫び状”と、安田隆夫会長)
ところが、これは氷山の一角で、こうした過剰警備が横行しているとの情報がある。
「いまは客の苦情から外されましたが、万引きしたと思われる者の映像を張り出していた店舗もありました。また、警備会社には一定のノルマが課せられており、その達成のために過剰警備になるとも。そもそも、ドンキでの万引きが多いのは“圧縮陳列”という独特の手法から万引きしやすいから。この圧縮陳列は火災時の避難もスムーズにいかない。それなのにこちらの是正はせず、警備強化だけで対応するのは根本的におかしいとの声もあります」(ドン・キホーテ関係者)
それでも、ドン・キホーテが客と対立してまで強気なのは、実は警備会社などを通じて当局と密接な関係にあるためとの見方もある。

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