アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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比カジノ関係で4000万ドル送金疑惑について――「ユニバーサルエンターテインメント」の第三者委員会が無期限活動停止の理由

 本紙でも既報の元社員への和解案に続き、パチスロ大手「ユニバーサルエンターテインメント」(6425。JQ。旧アルゼ。岡田和生会長=下写真)の進める比カジノ計画に関する4000万ドル送金疑惑に関し、またしても不可解な事実が明らかになった。
この疑惑に関しては、ユニバーサルも無視するわけにはいかず、第三者委員会を設け調査させていた。
昨年1月に設置され、同年6月に報告書を発表。同報告書は、送金された4000万ドルの一部が比カジノ計画で便宜を図ってもらうための賄賂に使われたのではないかとの疑惑に関しては「その証拠は認められない」とする内容だった。しかし、ユニバーサルの企業統治(ガバナンス)に問題があるとして、同年8月、第2次第三者委員会が設置され、さらに調査を継続していた。
ところが、第2次第三者委員会(委員長は金重凱之・元警察庁警備局長)は今年3月18日に報告書を出したにも拘わらず、ユニバーサルは2カ月近く経てもこれを開示しなかったことから、同委員会は5月14日、活動を無期限に停止すると発表した(冒頭写真=「朝日」本日記事)。

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