アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「二階経産相と西松建設の前歴――京阪電鉄中之島線工事と『口利き』」(『集中』09年4月号)

『選択』の元メンバーが創刊し、1周年を迎えるという月刊総合情報誌『集中』の最新号が、興味深い記事を掲載している。
いま、東京地検特捜部が小沢一郎民主党代表と並んで、準ゼネコン「西松建設」絡みで狙っているとされる二階俊博経済産業相の口利き疑惑を報じているからだ(冒頭写真=同記事。2頁)。
西松建設は関西に拠点はないし、京阪電鉄の工事実績もないにも拘わらず、京阪電鉄の中之島線の地下鉄新設工事で(1~6工区まであり)、他の工区のJVの「頭」は大成や鹿島などのスーパーゼネコン、または鴻池組といった地元密着ゼネコンであるところ、6区工区(75億5000万円)の「頭」を取った。それは、二階経産相に、この地下鉄の早急な認可で国交省への陳情を頼んだ見返りに、二階氏が懇意な西松建設を工事の「頭」にねじ込んだ結果だという。
京阪電鉄の元幹部の証言があり、同社側は当時の社長や副社長、二階氏側は秘書だけでなく二階氏当人も直に関わっているという。
ところで、西松建設といえば、同社だけではないが、麻生太郎首相の口利き疑惑が、地元の「国立博物館」(福岡県太宰府市)建設を巡って出たこともあった。

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