アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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開催に必須のサブトラックが間に合わない!?ーー桜井翔の父「電通」取締役就任で、マスコミ封じか

本紙が2月7日に報じた「開催まで1年半の東京五輪ーーサブトラック予定地は未だ工事未着工。間に合うのか!?」とのタイトル記事が、東京五輪関係者の間で少なくない波紋を広げているという。
このサブトラック問題、オリンピックの陸上競技選手がウォーミングアップするためなどに必須の施設で、これがないと例え陸上競技をやってもオリンピックの公認記録として認められないことに。
ところが、東京五輪まで残すところ後1年半まで迫るなか、工事が問題ないかの検査などに要する期間もいれれば、サブトラックは開催1年前には完成させておきたいはず(つまり猶予は半年)だが、通常だと工事は8か月要するというのに、まだ着工にもなっていないからだ。
東京五輪においてはこのサブトラック、神宮外苑の軟式野球場(冒頭写真)に設置されることが決まっている(仮設)。入札の結果、昨年9月28日、工事業者が決まっているのにだ。
したがって、大手マスコミがこぞって報じていいはずのネタなのだが、今もってどこも「間に合うの!?」と報じないどころか、そもそもサブトラックに関する記事自体が皆無。タブー視されている様相なのだ。
しかも、本紙は前回記事の後、さらなる事実を掴んだ。
 何と、このサブトラックが設置されるはずの軟式野球場使用の予約受付が3月一杯まで受け付けられている(横写真)のだ。ということは、どんなに早くても工事着工は4月!? これは、ますますマズイというより、もはや同地へのサブトラック仮設は時間切れでないのか!?
では、なぜこれほどのネタが本紙以外で報じられないのか?
そこで、人気アイドルグループ「嵐」のメンバー、桜井翔の父が、この3月の株主総会を経て「電通」の取締役に就任予定であることが気になるのだ。

 桜井翔の父・桜井俊氏(65。横写真)は東京大学法学部卒、旧郵政省に入省。旧郵政省は01年に省庁合併で総務省に。そして16年6月、総務省の事務方トップの事務次官まで上り詰め退官している。
その後、自民党からポスト舛添要一として都知事選出馬を要請されるも断り、同年9月、「三井住友信託銀行」の顧問に天下り。その上で、昨年1月1日から最大手広告代理店「電通」の執行役員を務めていた。
「桜井氏は総務省では情報通信国際戦略局長、総合通信基盤局長など務め、その後も地デジを指揮するなど、長らく、電波行政を担当して来た。しかも、安倍政権下で総務省トップになり、安倍首相側近の世耕弘成経済産業大臣(NTT出身)、菅義偉官房長官とも親しい。
電通はいうまでもなく、歴代政権とタッグを組みマスコミ統制をして来ており、今回、電通の執行役員から取締役に就任するのは、そもそも総務省時代の電波行政を通じて自身、テレビ局に睨みを効かせて来たことも踏まえ、さらにマスコミ統制を強化するための人事と見られても仕方ない。したがって、今回のサブトラック問題につき大手マスコミが報じないのも無関係でないと見ていいでしょう」(電通関係者)
東京キー局を抑えれば、各キー局は各全国紙と密な関係にあるから、大手マスコミは軒並み意に添わない報道はし辛い。
しかも長男が人気グループ「嵐」のメンバーとなれば、所属のジャニーズ事務所との関係からのマスコミ規制も可能だ。
 何しろ、桜井翔が郵便局・年賀状印刷のテレビCMに4年連続で出演している(上写真)のは、旧郵政出身で総務省トップまで務めた父の存在抜きには考えられないと専らの見方なのだから。
おまけに、次男も電通、長女は日テレ勤務と来ている。
さらには、現在、安倍政権が導入を狙う「電波オークション」(電波の規制緩和)を通じて、既得権益を守りたい各TVにさらに睨みを効かせられる。
ただし、桜井俊氏取締役就任の最大の狙いは、ほぼ真っ黒と見られるJOC会長・竹田恒和氏の五輪買収捜査報道潰しがメーンで、実際、成功していることを思えば、サブトラック問題も当然というべきか。

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