アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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カジノ利権説も――「セガサミー」会長宅発砲事件

 1月14日午前3時半ごろ、「セガサミーホールディングス」(東証1部。6460。東京都港区)の里見治・会長兼社長(72)の東京都板橋区の自宅に銃弾が撃ち込まされたと見られる事件が発生したのは、大手マスコミ既報の通り。
上場企業トップに対する銃器を使った事件といえば、真っ先に「王将フードサービス」の社長が思い浮かぶかも知れないが、あちらは殺人事件。王将の方の犯人は外国人との見方が有力になって来ているのに対し、今回の発砲事件に関してはその手口などから暴力団説が有力のようだ。
「未使用の銃弾3発をわざわざ置いていたこと、また、約30分後に誰かが警察に通報していることといい、暴力団関係者が“警告”のためにやった可能性が高い」(事情通)
では、それは何の警告なのか?
こうしたなか、早くも事情通の間では、カジノ利権絡みではないのかとの見方が出ている。
なお、発砲事件といえば、13年10月に起きた「アイビー化粧品」本社ビルへの件も気になる。同ビルには、かつてセガサミーの大株主で、里見会長と親交のある安藤英雄氏の会社が入居していたからだ。
「だが、あちらは1年2カ月も前の事件。間が空き過ぎ」(当局筋)
なお、この発砲事件ではほどなく暴力団組員が逮捕されたものの不起訴になっており、未だこちらも真相は明らかになっていない。

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