アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「リアルビジョン」に登場した“旧ライブドアグループ”

 本紙がずっとウォッチしている「シスウェーブホールディングス」(今年1月から「SOL Holdings」。6636。JQ。川崎市)と、同社が筆頭株主だった「リアルビジョン」(6786。8月1日から東証2部。東京都港区)にこの間、大きな変化が起きている。
今年3月、SOLとリアルビジョンは資本提携を解消。そして、SOLはリアルビジョンの保有株(26.31%)を「アンビシャスグループ」(東京都港区)なる会社に約7億円で譲渡すると発表。
これにより、ようやくリアルビジョンはSOLの影響下から抜け出せると思ったら、約5億円の譲渡金決裁不能で、未だSOLはリアルビジョンの約19%株式を保有している。
もっとも、それでも6月25日開催の定時株主総会を経て、SOLから送り込まれていた池畑勝治氏はリアルビジョンの代表から非常勤取締役に。またSOL代表の宮嶋淳氏は完全に役員から去った。そして、池田氏の代わりにリアルビジョン代表に就いたのが沼田英也氏なる人物なのだが、実はこの沼田氏、あのライブドア事件(証券取引法違反)で懲役2年6月の実刑判決を受け服役した「ホリエモン」こと堀江貴文氏(冒頭左写真)が率いていた旧ライブドアグループのダミー役とも見られるだけに、注目しないわけにはいかない。
こうしたなか、SOLは未決裁になったリアルビジョン株を「ユーキトラスト」(東京都渋谷区)になる会社に譲渡すると7月31日に発表。そのSOLのIRを見ると、この譲渡を繋いだのはリアルビジョン代表に就いた沼田氏。また、このユーキトラストなる会社、この7月にわずか10万円で設立されたばかりの会社。アンビシャスグループ譲渡時より安いとはいえそれでも約2億円いるのに実績がなく、したがって資産もないはずだから、ユーキトラストは誰かのダミーではないかと関係者の間で指摘されている。
(冒頭右写真=熊谷史人ライブドア元社長。解説は以下に)

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