安倍政権は昨日1月14日、2015年度予算案を閣議決定した。沖縄振興予算に関しては減額する一方、普天間基地の名護市辺野古への移設に関わる経費は今年度の倍の1736億円を計上。昨年11月「辺野古移設反対」を掲げ当選した翁長雄志・沖縄県知事への恫喝とも受け取れる。
この予算編成と合わせたかのように、同日深夜には、昨年末の衆院選以来、中断していた基地建設の準備工事が再開した。工事車両が辺野古沖に隣接するキャンプ・シュワブに到着すると、阻止しようと集まった市民と沖縄県警が激しくもみ合った(冒頭左写真=工事再開を報じる「琉球新報」号外)。
こうしたなか、準備工事を受注した大手ゼネコン「大成建設」(東証1部。1801。東京都新宿区)にも抗議の声が上がり始めている。
14日午後4時半、新宿センタービルの大成建設本社前の路上に「大成建設は辺野古への工事をやめろ!」と横断幕を掲げ、約40人が集まった。この行動を呼びかけたのは市民グループ「Stop!辺野古埋め立てキャンペーン」。