本紙は、「イオンモール熊本」の爆発で死去した、テナント「ハビタ」(熊本市)従業員だった大竹玖瑠美さん(22)の遺族から告発を受け、一度はモールから屋外に避難しながら、店舗に戻ったのは、店側から、2階店舗のレジのお金を1階の金庫に移すように指示を受けたからだったことをいち早く報じた(本紙YouTube版でも)。
ただし、報じるに当たり、指示を出したとされる取締役兼営業部長・湯瀬剛二氏も取材し、一緒に爆発で死去した同じ20代のハビタ従業員Tさんから、まず、携帯以外すべて店舗に置いて来たので戻りたいという要請を、T店長から聞き、それなら一緒に戻るという大竹さんに「可能なら」ということで頼んだ旨の回答を得、その言い分を報じていた。
その際、イオンに比べれば地元の小さな会社であり、悪意もなかっただろうと判断し、社名も、湯瀬氏の名前を伏せていた。
ところが、8月2日、代表の上野景真氏と共に大竹さんの通夜に来て謝罪した際の湯瀬氏発言によれば、7月31日午前8時ごろ、大竹さんの母親に死去のことを電話で告げた際も、本紙への弁明同様、あくまで亡くなったもう一人のTさんと一緒に私物を取りに戻るなら「ついで」に金庫へとの発言は、記憶が錯綜していて間違いで、実際は、まず金庫へカネを移すことを先に大竹さんに頼み、その後にTさんが私物を取りたいと言っているとT店長から言われ、「イオンが戻っていいとOKを出せば」という条件でお願いしたと訂正。
これに対し、遺族からは、錯綜ではなく、事実を「すり替えた」だろうと批判の声が上がった。
確かに、順番が逆なら、金庫へレジの売上金を移すことは「ついで」ではなく、完全に会社の「指示」となるのだから当然だ。
すでに大手マスコミでは、このテナント会社名も、指示を(T店長を通じて)大竹さんに出した取締役の名も報じられているので、実名と共に、その事実を追加で報じておく。
なお、今後は従業員が戻ることを実質、許可したイオンについても検証されないといけないし、遺族はハビタ、イオン両方の責任を追及して行くとしている。



