ザ・ドリフターズの仲本工事(享年81)の妻で歌手の三代純歌(58)が、『週刊女性』の発行元(主婦と生活社)を相手取った名誉毀損訴訟の控訴審判決が5月28日に東京高裁であり、中村さとみ裁判長は三代の控訴を棄却した。
三代は『週刊女性』(2022年11月1日と15日号)で、仲本の急死(事故死)の裏で、①「加藤茶の怒声『こうなったのはお前のせいだ!』」との見出しを付け、本文でも「お見舞いに来た加藤茶さんが、純歌さんに対して、“仲本がこうなったのはお前のせいだ!とんでもない女だ!”と言い放った」との仲本さん知人のコメともントを紹介。また②仲本が事故で病院に運び込まれた際、「“純歌ファン”報じられた男性たち3人を引き連れて現れました。服装は、胸元が大きく開いたシースルーの服に、ひざ上までのミニスカート。しかも全身真っ黒で、さすがに不謹慎すぎると思いました」との生前から仲本をよく知る知人のコメントなどを紹介しているが、三代はこれらは事実でなく、名誉を傷つけられたとして約1650万円を請求していた。
これに対し、昨年12月にあった一審判決は、①加藤が「お前のせいだ!」と怒鳴ったのは関係者等の発言を引用しているにすぎず、仲本の死亡や本件事故の直接的な原因、三代の犯罪事実を摘示したものでもなく、加藤茶の批判的見解を述べているにすぎないから名誉毀損に当たらないとした。
②についても、仲本の事故の入院直後に三代は病院を訪ねたのだから、衣服を着替える猶予がないことは読者もわかるから、三代が不謹慎な服装で病室を訪れるような人物との印象を抱かせないとして、『週刊女性』側への請求を一銭も認めなかった。
だが、三代主張によれば、そもそも加藤が怒鳴ったことも、シースルーの服を着ていた事実もないという(実際、週刊誌側は何らそのことを証明できていない)。その上、週刊誌表紙に、「仲本工事さん急死の修羅場ーー『お前のせいだ!』事実婚妻を叱責する加藤茶の怒声」との見出しを見れば、読者は、三代が仲本の死に何らかの責任があると思って当然だが、一審判決は、週刊誌の見出しは購買意欲を煽るためにオーバーに付けることを一般公衆はわかっているし、理由が明らかでないから、加藤から叱責されたという印象を読者に与えるに過ぎず、だから三代の社会的評価を低下せないとした。
だが、繰り返すが、そもそも叱責された事実がないという。シースルーの服の件もそう。だから、三代としては、控訴審では加藤が怒鳴ったかどうかの審議をキチンとしてくれることを願ったはずだが、判決文を見る限り、控訴審も一審同様、何ら検討せず門前払いし、一審判決を追認した。
なお、加藤が怒鳴ったとする同様の内容は『週刊新潮』、『女性自身』も報じ、三代は3誌共提訴。こちら2誌についても一審判決が出ており、共に一部名誉毀損を認め一部支払い命令が出ている。ただし、加藤が怒鳴ったとする点は認められず、三代は三誌共に控訴。そして控訴審判決はこの『週刊女性』が初だった。
■三代コメント



