アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>「仲本工事さん妻の請求棄却――『週刊女性』名誉毀損訴訟一審判決で思うこと」

 大手マスコミ既報のように、ザ・ドリフターズの仲本工事(享年81)の妻で歌手の三代純歌(57)が、『週刊女性』の発行元(主婦と生活社)を相手取った名誉毀損訴訟の一審判決で、東京地裁は請求を棄却した。
三代は、『週刊女性』(2022年11月1日と15日号)で、仲本の急死(事故死)の裏で、①「加藤茶の怒声『こうなったのはお前のせいだ!』」との見出しを付け、本文でも「お見舞いに来た加藤茶さんが、純歌さんに対して、“仲本がこうなったのはお前のせいだ!とんでもない女だ!”と言い放った」との仲本さん知人のコメントを紹介。また②仲本が事故で病院に運び込まれた際、「“純歌ファン”とも報じられた男性たち3人を引き連れて現れました。服装は、胸元が大きく開いたシースルーの服に、ひざ上までのミニスカート。しかも全身真っ黒で、さすがに不謹慎すぎると思いました」との生前から仲本をよく知る知人のコメントなどを紹介しているが、三代はこれらは事実でなく、名誉を傷つけられたとして約1650万円を請求していた。
だが、東京地裁はただの1銭の請求も認めなかった。
この判決言い渡しは昨年12月12日にあった。これに対し三代は控訴。まだ控訴審の第一回口頭弁論期日は決まっていない。
本紙が提訴の件を報じながら、この判決を直後に報じなかったのは、請求棄却はあり得ないと思い、判決文をジックリ読んでから報じようと思っていたからだ。
判決文によれば、請求棄却になったのはこういうことだ。
まず①の加藤が「お前のせいだ!」と怒鳴ったとされる点だが、雑誌表紙も含め、これらは「関係者等の発言を引用しているにすぎないことが明らかな形で記載されていて、それ以上の客観的な裏付け等も摘示されていないことからすれば」読者に事実だとは思われないし、仲本の死亡や本件事故の直接的な原因、三代の犯罪事実を摘示したものでもなく、加藤茶の批判的見解を述べているにすぎないから名誉毀損に当たらないというのだ。
また②も、仲本の事故の入院直後に三代は病院を訪ねたのだから、衣服を着替える猶予がないことから、三代が不謹慎な服装で病室を訪れるような人物との印象を抱かせないという。
本紙・山岡はこれまでに報道した記事につき、100回以上の名誉毀損訴訟を起こされている。
三代は報じられた方だから立場が真逆だが、しかしこれだけの訴訟を経験しているからどういう場合に名誉毀損に問われ、そして負けるか熟知しているつもりだ。そして、その経験からすれば、これは明らかに名誉毀損で、これで請求棄却などあり得ないこと。本当に驚いている。

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