「ウェルディッシュ」(2901。東証スタンダード。東京都中央区)といえば、「ミネラル麦茶」で知られる旧社名・石垣食品の老舗企業。
ところが、4月14日、監理銘柄(確認中)の指定を受けたのは周知の通り。
ストックオプション(SO)の行使価額修正に関する内部統制の不備が原因で、2026年8月期半期報告書の期限内提出が困難になったためという。
これを受け、同社は4月22日、独立調査委員会設置のIRを出す。
それによれば、SOの件とは、代表取締役である小松周平社長(冒頭写真。43)の行使に関して。また、今年2月26日にIRされた「ACA NEXT」(東京都港区)の株式取得(連結子会社化)に関しても、監査法人から懸念事項を指摘されているという。
5月14日までに半期報告書を提出できなければ上場廃止となるが、未だ提出されていない。そのため、翌4月15日から既存株主の売りが殺到し、14日終値351円だった株価は下げ続け、本日終値は170円と半値以下に暴落している(右チャート図)。
この旧石垣食品、11期連続の最終赤字計上により「疑義注記」、「債務超過」、「上場廃止基準への抵触」だった。
その経営危機を受け、エンジェル投資家、起業家の小松氏が再建を託され、社名変更と共に代表取締役社長に就いたのは2024年6月末のこと。
以来、既存の食品事業に加え、M&Aなどにより高齢者施設向けサービス(ウェルネス事業)、医療化粧品の販売(メディカルコスメ事業)など、高利益率・成長市場へのシフトを図る。
そして早くも25年3月期に黒字化し、同注記は解消。それと共に、それまで100円台だった株価は一時実に1000円直前まで急騰。その後もほぼ6~700円台を推移していたが、25年12月「財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ」がIRされるや、株価は3~400円代まで低下していた。
小松社長の下でのスピート改革に人材がついて行けず、結果、決算や監査に遅延が生じたこと等、監査法人より指摘を受けてのことだった。
今回の半期報告書を期限内に提出できなかったことも、それが未だ解消されていなかったということか? それとも、もっと重大な問題が生じてのことなのか?
そんななか、本紙は看過できない重大情報を得たので以下、報じる。
ウェルディッシュの再建が見えて来たなか、実は同社内で小松社長を追放するクーデターの動きがあり、その結果、小松氏のSOの件が持ち出されたというのだ。つまり内紛である。



