アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(475)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(5月11日~5月15日)

プロフィール 兼業投資家。資産形成において必要なのは、1に「メンタルの安定」、2に「需給と地合いを読む力」、3に「個別企業のファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を自らに促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、62,714円と前稿+3,201円(※前項比▲204→+1241→+1552→+3801→▲250→+0円→▲447→▲1801→▲3,229円→+2,024→+2,678→+941→▲524→▲89→+1996→+1601→+832(大納会))となった。

土曜の朝の日経平均先物は、63,760円とさらに上昇して最高値で引けている。※2026年の

最高値は2月26日59,332円。
ドル建て日経平均株価の終値は400ドル(※前稿378.5→373.8→366.7→357.2→332.7→334.2→334.2→337.2→352.4→377.5→366.1→371.7→345.9→346.5→339.4→340.5→330→325.9→322.6(大納会))。5月8日の400ドルが最高値。

NYダウは、週間で+110ドル高となる49,609ドル(※前稿比+268→▲216→+1530→+1412→+1338→▲410→▲981→▲944→▲1476→▲1476→▲648→▲125→▲615→+1,224→▲207→▲260→▲145→+1122→+247→(大発会))。※2026年最高値は2月10日50,513ドル。

ナスダック100指数は29,235Pと、前稿比+1,525P高(※前稿比+406→+632→+1556→+1071→+912→▲765→▲483→▲262→▲317→▲52→+279→▲343→▲476→▲53→+76→+237→+560→▲140)であった。※現在が最高値。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。

ちょっともう信じられないことになっている、というのが正直な感想だ。
それは「フィラデルフィアSOX指数」をみてのこと。3月30日の引け値は7,142Pだったものが、現在5月10日の引け値は11,776Pになっている。な・なんと+65%も上昇しているんだが。

正直、ドットコムバブルがあった1990年代後半もこんなんだったようだが、当時はもろくもハジケ飛んだ。今回の生成AIバブルはどうなるのか? 筆者は実りあるものだと感じているもののそれにしても1ヶ月ちょっとで指数全体が+65%ってヤバクないでしょうか!?
ちなみに日経平均株価指数もけっこうすごくて、12月大納会の終値は50,339円→ 63,760円(先物終値)であるので約+27%の上昇だ。

もう正直、半導体を中心に投資をしている方でパフォーマンスがしっかりでているのなら「できすぎの1年だった」で、ここから年末までバカンスにいったって良いくらいだと思う。

しかし、狂乱し続ける生成半導体株を卓越した投資眼により握り続けられたような、肝の据わった投資家はほんとに少ないようで、我々一般投資家は、まだまだ少しでもエッジを求めて後半戦も頑張ってまいりたい所存であろう!

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
ここまで異常に強い相場展開を支えているのは〝AI半導体革命〟だけではない。今回の米国1Qの決算数字が異常によろしいからだ。

現在のところ、「S&P500株価指数」を構成する銘柄のうち、440社までの決算発表が終わったが、83%の企業が事前コンセンサス予想を上回る好決算を発表している。通常であれば平均78%くらいを上回れるかが分岐点だと言われているので非常に優秀である。
しかもであるが、2026年1QのEPSは、前年同期比で+28.6%という驚異的なものとなり、決算発表前の市場コンセンサスである+14.4%を大きく上回って着地している。
売上についても前年同期比で+11%と素晴らしい伸び率であり、見事なまでの増収増益という状況となった。そして、2026年通年のEPS成長率見通しも+24.9%に上方修正されている。

えっ!+24.9%!!!!
仮にこのまま業績予想が確定するならば、掛け算であるがEPSは386を超える見通しとなり、PER20倍で評価するとS&P500株価指数は7,720P(※現値は7,398P)。そしてPER21倍なら8,106Pとなる。
ちなみにマグニフィセント7銘柄は、決算前の事前コンセンサスは+18%程度の増益予想であったものの、ふたを開けてみれば前年同期比+57%と大爆益に。この効果で一気に米国の主力株の株価も息を吹き返したが、マグニフィセント7銘柄を除いた「S&P株価指数」473社だけ切り取っても、1Qの決算は事前の市場コンセンサスを+11.7%上回っているという。
これは過去20年を見渡しても最高の決算発表となっている、とのことでこういった背景もあり、「S&P500株価指数」も「ナスダック指数」も、仲良く最高値を更新してきているのだろう。

しかし、たいへん残念なことではあるが、日本のTOPIXはこういった業績好調状態に入っていない。2025年7月にEPS予想178.1円が→ 2026年4月の決算前には162.3円で減益となっている。最新数字はまだ見れていないものの、これが原因でTOPIXが伸び悩んでいる感はあるのだ。
ただ、この異常に盛り上がった決算発表も、米国でも終わりかけとなっており、日本でも5月15日(金)には終了する運び。まぁ世界最高の時価総額である「NVDA(エヌビディア)」社が5月20日(水)に控えるものの、もう、ここまでの超好決算は相場に織り込まれてしまっていることから、そしてインフレに進行で庶民の生活は厳しくK字型経済といわれている中で、さすがにここから、さらに決算数字が上向くとは考えずらいことも考えあわせ、そろそろ警戒感を持って相場に挑む必要があるだろう。

また、1つ大変気になる情報がある。それは米国の2026年後半の【IPO】問題である。
イーロン・マスク率いる「スペースX」が7月にIPOを迎えるというニュースがでていることや、「Open AI」「Anthropic」が競い合うように上場時期を早めていることもある。
「スペースX」の時価総額は、現在、期待が大きすぎるがゆえに、2兆ドル超となる予想がたっており、世界のベスト5位になる可能性すらあるそうだ。「Open AI」「Anthropic」もいきなりベスト10には届かないにせよ、その高すぎる評価から上場時の時価総額は高騰するだろう。
そうなると、こういった銘柄を買うために、売られるのは時価総額が大きいマグニフィセント7銘柄となることは確実。よって5月の株価指数はこれ以上上がりづらいと思っておいた方が無難だろう。

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