アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「SAAFホールディングス」のプロシキーファイトーーウルフパック認定も、現経営陣が「禁じ手」の情報も

地盤調査改良が柱「SAAFホールディングス」(1447。東証グロース。松場清志社長=冒頭左写真。東京都江東区)の経営権を巡り、プロキシーファイト(委任状争奪戦)が勃発している。
創業者の一人で、前社長の前俊守氏(冒頭右写真。59)が1月27日付で、臨時株主総会招集の請求に関する書面をSAAFHDに送付。
それを受けてのSAAFHDの2月6日のIRによれば、前氏は現取締役7人全員の解任と、自身を含む新たな7人の取締役選任を求めているという。
前氏は昨年4月、代表取締役を退任している。
しかし、同氏の出した臨株招集請求書での記載によれば、身に覚えのない内部告発や怪文書が出回ったことで、辞任せざるを得ないような状況に追い込まれたためだという。
結果、現在の経営陣になったものの、皆、経験がほぼ皆無で、現場からの信頼もなく、以降の業績は散々なもので、業績を回復するためには、自身の復帰しかないといいたいようだ。
これに対し、現経営陣は2月25日、「大規模買付等に対する対応策の導入について」のIRを出す。
 それによれば、今年1月末時点での株主名簿を調査したところ、前氏らは、いわゆる「ウルフパック戦術」をしている疑いがあることを確認したとして、独立委員会に調査してもらい、その結果次第では、ウルフパック戦術以外の既存株主への新株予約権の無償割当を実施するとした。
そして、この独立委員会の結果が3月16日に出され、ウルフパック戦術が取られていると認定。①前氏を中心としたグループ、②YN企画など本紙でも既報の「地域新聞社」のプロキシーファイトで乗っ取り側としてウルフパック戦術を取っていたグループ(そのなかに「アジア開発キャピタル」も)。③もう一つのグループと3つで既に3割程度の議決権を確保する目途が立っている模様。そして前氏側は最終的には4割程度の議決権を確保するつもりとも。
なお、昨年末からSAAFHDの株価は約60%上昇。これは前氏側が着々と株式を買い集めていることが背景にあってのことと思われる。
また3月16日には臨株招集のための基準日設定のお知らせもIRされ、それは4月10日となった。
臨株は5月下旬ごろを予定しているということで、それまで水面下で激しいプロシキーファイトが展開されることだろう。

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