アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(109)「三田証券」元幹部らインサイダーと先週の仕手株情報など

三田証券」元幹部らのインサイダー疑惑は複数の者が絡んでおり、組織的と見做して重い処分が下ると想像する。ただし、証券マンのインサイダー・不正取引が表に出るのはごく一部でしかない。
証券マンが正規に株式を買う場合、所属の証券会社にもよるが最低2カ月、長いと6カ月は売れない。また対面の場合、手数料も高いため。そのため、そもそも借名口座を利用しネット証券で売買するケースは少なくないようだ。手数料以外にも借名口座利用のメリットはある。中小対面証券は資金不足で情報ツールが不足している。ネット証券を利用することで多くの情報を得られる。そもそも証券マン本人名義での口座開設は日本証券業協会の規則などで実質、禁止されているので借名口座となるのだ。
さて、今回の三田証券の場合、金額が大きい。20億円超のため、証券マン以外の人物も絡んでいると見るべきだ。複数の借名口座に分散したと想像するが、金額が大きいのは、恐らく俗にいう「金融会社」絡みだからではないか? 仕組みは簡単に表すとこうだ(右下写真)。
証券マンが金融会社に買い注文を出す。
場合によっては5倍融資も可能。絶対案件なら10倍融資に金融屋も相乗りする。100万の保証金で1000万円の買い付けも可能だ。金融会社は証券会社に発注する。発注先はネット証券、仕手筋御用達証券になる。三田証券はインサイダー元のため同証券には発注できないが、なかには証券マンD⇒金融会社⇒担当証券マンDに発注のケースも。もっとひどいケースは、証券マン自身が金融会社を経営していることだ。バブル、平成初期に比べて数は激減したが、まだ存在するという。
そうした金融会社は免許を受けていないため闇金になる。かつては銀行や生保、日証金から資金調達していたが、今は裏社会、怪しい筋からが多いだろう。今回の事件では、毎回のことで当局の検査は三田証券、三田の証券マンまでで終わり、肝心のその先までは取り調べないで終わるのではないか。
さて、先週は主力株相場で仕手系株の動きは鈍かった。数少ない兜町の噂は以下の通りだ。

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