アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「トヨタ自動車会長と懇意」とも騙り――本紙既報のトヨタ車購入資金詐取人物が逮捕に

大手マスコミではまだ一切報じられていないと思うが、警視庁捜査2課などは本日、「KM international」(東京都清瀬市。昨年8月、破産手続き開始決定)のオーナー・田中剛容疑者(冒頭写真。レーサム元社長の同姓同名人物とは別人)を逮捕した。
本紙では今年7月9日、この田中容疑者の疑惑を報じていた
KM社の登記上の目的はスポーツ教室の企画・運営等としている。だが実態は自動車の販売事業を行っていた。
そして田中容疑者は、自分は「トヨタ自動車の代表取締役会長である豊田章男氏と懇意であることから、ランドクルーザー等を優先的に納入できる特別枠がある」などといい、早く購入したい者に、自分がオーナーの前出・KM社の銀行口座に代金を振り込ませるという手口で金銭を詐取していた模様。
むろん、そんな特別枠は存在せず、田中容疑者は基本的にトヨタ自動車側に発注さえしてなく、完全な詐欺行為だったと思われる。
複数の被害者がおり、その被害額は少なくとも数億円に上ると見られる。
ただし、本日、田中容疑者が逮捕された容疑はこの件ではない。
複数の関係者の証言を総合すると、今回逮捕容疑はもっと微罪で、その後、このトヨタ車購入名目の詐取で再逮捕、さらに同じような被害者の件で再逮捕と警視庁は何回転もして行くのでは、との見方が有力であるようだ。
では、今回の微罪の逮捕容疑とは何なのか?

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