アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(95)「先週の仕手株情報など」

10月31日、アクセスジャーナル本編でマンション大規模修繕の不正疑惑が取り上げられているが、少し付け加えておきたい。先の記事は、設計コンサルタントに関して問題提起していたが、管理会社、そして管理組長理事長も問題のケースが多い点だ。
筆者の同級生は、某大手不動産企業が販売したマンションの管理部門で働いている。住民(居住者)代表であるマンション管理組合理事長の不正は日常茶飯事だそうだ。理事長からのキックバック、接待要求はごく普通だという。
不正のあるマンション組合を見分ける方法は簡単。長年、理事長が交代していないかどうか。長年交代していないのは、キックバックの恩恵がある可能性が高いという。理事長は住民トラブル、修繕、地域の集まりなど、無給なのに結構忙しい。そんな重労働を5~10年も交代なしで続けられるのはキックバックのお陰というわけだ。筆者自身も、大手不動産系列の管理会社から、理事長になって管理会社を変えてくれたらそれなりのキックバックを渡すと言われたことがある。
また、住民からの管理費を運営費と称して、飲み食いに流用もよくあることだ。理事会の不正を防ぐには、理事長を1~2年で交代させるべきだ。読者の皆さんが所有しているマンションで、もし長年同じ理事長が続いているなら、それは不正を疑った方が良い。
さて、兜町の話題に入ろう。
このところ、何度も取り上げている「ジェリービーンズグループ」(右写真=株価。3070。東証グロース。旧アマガサ)だが、新株予約権の転換価格は95円。先週は84円まで下落した。これを売り叩いたのが誰かは不明だが、増資を引き受けた筋は転換価格割れでも大量に売って来たようだ。200円台からの売りなので、90円割れで売却しても平均すれば濡れ手に粟の大儲けだ。
お次は、「海帆」(3133。東証グロース。名古屋市中村区)について。アクセスジャーナル本編で10月22日に記事が出ているが、、別の情報が入って来た。どちらの言い分が正しいかは分からないが、以下で、その情報を紹介しておく。

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