アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(450回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(11月4日~11月7日)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、52,411円と前稿比+3,111円(※前項比+1718→▲507→ +2,319→ +415→ +587→ +1749→ +301→ +85→ +▲745→ 1558→ +1020→ ▲656→ +1637→ +249→ ▲241→ ▲348→ +1748→ +569→ +92→ ▲223→ +805→ +594→ +251→ +672→ +1125→ +976→ +1144→ ▲195→ ▲3339→ ▲557→ +624 →+166 →▲269→▲1621→▲372→+362→▲785→▲360→+1481→▲739→▲705→+193円(大納会))となった。

週末金曜日は、さすがに上がり過ぎの反動がでたようで日経平均先物は52,230円レベルまで下落して引けているが、祝日月曜のPM21:30では52,450円だ。※2025年の最高値は10月9日夜間につけた48,915円。2025年の最安値は4月7日(月)30,793円。2024年8月5日は31,156円のフラッシュクラッシュがあった。

ドル建て日経平均株価の終値は340.2ドル。(※322.3→317.7→314.6→310.1→302.9→303.6→302.9→303.6→290.3→290.6→287.1→294.7→283.8→271→282.1→267.7→269.4→275.9→278.2→264.1→264→262→263.8→259→260→257.9→253.8→248.5→244→233.3→231.3→246.3→252→249.3→250→247.7→257.7→256.5→255.8→255.8→257.3→247→247.5→252.6→246.7(大納会))。こちらは今年の最高値は10月31日の341ドル。最安値は4月7日に211.2ドル。

NYダウは、週間で+356ドル高となる47,563ドル(※前稿比+1016→+711→▲1278→+511→+413→+417→▲433→▲144→▲87→+686→+770→+587→▲1313→+560→▲30→▲457→+1010→+1612→▲565→+493→+667→▲1052→+1406→▲68→+1203→+972→▲1071→+1898→▲3269→▲401→+497→▲1314→▲1039→+413→▲1,118→+243→▲242→+121→+936→+1550→▲794→+151→▲259)。※最高値は2025年10月25日の47,207ドル。※4月7日に36,612ドルが直近最安値。

ナスダック100指数は25,858Pと、前稿比+500P高(※前稿比+540→+596→▲550→+268→+412→+440→+237→▲83→▲214→+101→+848→▲509→+207→+284→▲86→+333→+908→▲5→▲131→+421→+425→▲512→▲1367→▲42→+670→+1175→▲702→+1562→▲1,883→▲473→+49→▲496→▲683→▲730→▲501→+624→▲23→▲296→+333→+594→▲450→+183→▲175)であった。※最高値は2025年10月25日25,358P。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。

いや、10月の日経平均株価は+7,479円(+16.6%)上昇したそうだ。こんな上昇ってあるんだな、とただただ驚愕している。ただ、直近のプレミアム市場の騰落率を見ていればわかるように上昇分のほとんどは「ソフトバンクG」、「アドバンテスト」などの生成AIに絡む銘柄の影響。確かに、TOPIXも堅調(+6.2%)に上昇してきてはいるものの、だいぶ見劣る。

そしてそれを証明するように、先週末のNT倍率(日経とTOPIXの対比)は、15.73倍と2021年のコロナバブルの際につけた15.68倍を超えて、少なくても2000年代では最高値となってしまった。まさに無敵の様相を見せている日経平均株価指数であるが、こんな状況ではたして今週も上昇するのだろうか!?

また米国の決算発表は日本よりも早く終盤戦へと向かっている。すでにS&P500企業の85%の企業は市場予想を上回る決算発表となっており、これは例年よりも少し強めだろう。またEPS成長率も、2025年3Qは前年同期比+12.5%まで上方修正してきた。年初の予測では+13.1%予想だったのはご愛敬だが、途中トランプ関税の影響、雇用者減の問題もあり+7%台まで落ちていたことを鑑みると、素晴らしい決算数値で、確かに企業業績は堅調だといえるだろう。

ただそれでも、ここまで米国株が上昇している要因は生成AIバブル。アルファベットグーグルは、生成AIモデル関連の収益が出てきており前年同期比3倍だと発表し、アマゾンなどはもっと具体的にお買い物チャットボット「Rufus(ルーファス)が年間100億ドルの売上で、コールセンター向けソフト「Connect」は10億ドル、AWSのマーケットプレイス「Bedrock」は、すごく大きな事業売上が見込めると発表してきた。

これに加えて、筆者も注目するフィジカルロボットや、チャットGPTの導入により、人材の雇用が減るものの、確かにますます企業収益は増していきそうな予感がしている。

ただ、筆者の目には、「まだ生成AIを使って行える仕事はこんなものか…」という落胆の気持ちもけっこうな濃度であるのが本音だ。まぁそのうち、恋愛シミュレーションゲームなどの分野でも大きな発表がなされるだろうから、こちらは期待して待ちたいところではあるが。まだそういう一般大衆を巻き込んで盛り上がる生成AIモデルがないことが、物足りなさを感じる所以だろう。

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