前回も取り上げた「ジェリービーンズ」(3070。東証グロース。旧アマガサ)が暴落となった(冒頭写真)。
8月29日払い込みの新株予約権を行使しての大量売却によるものだ。
引受先から複数の名義に移動があり、再引き受け先からの売りによる。詳細は後述とするが、金商法問題がなくても道義的には問題ありの案件だ。
9月4日同社IRによると、95円で約210万株譲渡し売却。相手不明。権利行使価格95円なので、引受先はそのままの値段で売却したことになる。そしてモダンパス合同会社は95円で約350万株譲渡を受け、即売却。その他、195円で譲渡された37万株、134円で19万株譲渡された分(譲渡先不明)も売却されている。
8月29日(金)払い込み完了のIRが出ていたが、大量売却は9月2日からだ。権利行使が口座に反映されるのは、通常、13時までの申し込みで、翌日に手続きが行われ、口座残高に反映されるのは4日後になる。8月19日に手続きを取ると、9月3日にならないと売れない。しかし、大量売りは2日からだ。これはどういうことか。このことも後述とする。
さて、話題は変わるが、「ACSL」(6232。東証グロース。東京都江戸川区)を解任となった鷲谷聡之前社長(横写真)の噂が面白おかしく広まって来た。
ギャンブル、女好きだという。事件発覚後、元銀座のママとは離婚。ママは銀座に復帰したという。また、ACSL株を担保に複数の街金から借金していたが、なかには全額返済されていないところもあるとの噂だ。ただ、5~6月の謎の同社株急騰により、実際は取りっぱぐれはなかったとの説もある。また、ACSL代表辞任後も海外のカジノ通いがあったという。「大王製紙」(3880。東証プライム。東京都千代田区)御曹司(当時)のミニ版か?
その他、上場廃止となった「オルツ」にはオーナー以外にも問題児がいるとの噂が流れている。それから、「REVOLUTION」(旧「原興産」。8894。東証スタンダード。東京都千代田区)も慌ただしくなって来た。同社については来週にでも。



