アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「『正圓寺』破産手続開始決定“黒幕”の申立てを認めた裁判所」(筆者:本紙・山岡。『ベルダ』25年8月号)

まともな報道、それも警察や検察側とも癒着疑惑まである奥深い事件故、適時、報じていたところ、主犯と思われる中務稔也 氏に名誉毀損等で実に7度も提訴され(*すでに本紙が報じた、中務氏が「乗っ取り」との表現は問題ないとの判決は確定済)、それでも本紙は挫けることなく報じ続けている、大阪のお寺「正圓寺」乗っ取り事件--。
その最中、中務氏はついに禁じ手に出た。
宗教法人「正圓寺」の破産手続申立をデタラメな理由でやり、しかも、なぜかその申立が6月18日に認められたことだ(これに対し、お寺や債権者2人が抗告中)。
そのことは本紙でもすでに報じているが、今回、本紙・山岡が連載中の会員制総合情報誌『ベルダ』(発行・ベストブック)でも取り上げたので報告しておく。
この記事(3頁)では、中務氏と懇意で、今回の事件に裏で関与し、また今回の破産申立代理人も務める“黒幕”(ヤメ検)につき、より踏み込んで紹介している。
また、今回の申立内容のデタラメさに加え、そもそもこの申立は、お寺の不動産の所有権を巡る民事訴訟の別件が審理されていて(*お寺側は、中務氏側がカネも払わず不法に所有権移転したとして返還を求めている)年内に一審判決が出る模様だが、お寺側優勢で進んでおり、その訴訟を潰すのが目的のようで、それが事実なら申立自体が不法であるわけで、この点を強調して報じた。
読者はまたこの件かと思われるかも知れないが、お寺の破産開始決定はまだ完全に決まったわけではない。しかも、この乗っ取り事件の裏には、「大川原冤罪事件」にも通じる杜撰捜査、さらには贈収賄事件にも繋がる要素もあり、大手マスコミは一切無視しているが(それどころか、一部新聞は抗告の件を伏せ、すでにお寺の破産が完全に決まったと思わせる報道をしている)、本質は極めて稀な大問題事件であることはまず間違いない。
是非、注目していただきたい。

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